ホテルニューオータニ《東京》


◆エグゼクティブハウスゼン・スタンダードダブル
【プラン】一休 
【料金】55,640円
【日時】2008年9月

☆シャワーブース…×
☆バスローブ…○
☆ターンダウン…○
☆LAN…○
☆DVDプレイヤー…△(貸し出し対応無料)
☆JALマイル…○

 夏には旧御三家のひとつである帝国ホテルに宿泊しました。続いての御三家はニューオータニです。ニューオータニのイメージは私の中では良くありませんでした。客室数が1500?を超える巨大ホテルのため、きめ細かいサービスは無理であろう、ハード的にも古く、部屋も狭いだろう、そんな感じでありました。

 たしか、NHKのプロジェクトXで東京オリンピックに間に合わせるため、突貫工事を行い、その秘策がユニットバスであった、そんなのを見た記憶があります。外部でつくり、それをホテル内に持ち込むので相当工期が短縮します。あの狭苦しいユニットバスのビジネスホテルから生まれたのではなく、ニューオータニと知りショックを受けたものです。


 そんな悪イメージのニューオータニでしたが、ハイブリットプロジェクトなるものを進め、ホテルのリニューアルを行っています。そして、その中に「エグゼクティヴハウス禅」の新設がありました。帝国ホテルもインペリアルフロアなるものを設置しましたが、ラウンジはありません。オークラにもラウンジがあるような特別フロアはありませんので、旧御三家では専用ラウンジがある特別フロアはニューオータニが初めてとなります。

 雑誌等でも紹介されており、興味を持ちました。もう避ける理由はありません。しかし、あくまでも一休での話ですが、レートが高いのです。平日も休前日も関係ない、ラックレートに近い価格設定がされております。客室数が多いので、稼働率をあげるため、相当以前はダンピングをしていたようですが、このフロアは安売りをしない、稼働率よりも価格の維持を優先している意図がはっきりと分かります。
 そのためなのか、一休で見る限りエグゼクティヴスタンダードのシングルユースに限ってですが、満室になっているところを見たことがありません。

 で、いつもながら公共交通機関利用のケイシーです。電車ですと、JR中央線の四ッ谷駅からか、地下鉄の赤坂見附・永田町駅からとなります。ケイシーは地下鉄にてアクセスしました。赤坂界隈にはホテル等が結構あるのですが、利用したことがないので、おのぼりさん気分のケイシーでした。永田町の駅を渋谷側に出ると、すぐに赤坂プリンスが見えてきます。首都高の向こう側には赤坂エクセルホテル東急もあります。
 ニューオータニは三つの建物から構成されています。ザ・メイン(本館)、ガーデンタワー(タワー館)、ガーデンコート(オフィスビル)です。
 地下鉄側からアクセスしますと、一番近いのがガーデンコートとなります。ここはホテルではありませんので、ドアマン等がいません。警備員らしい人にきいてザ・メインまでの行き方を確認します。
 エレベーターで6階?まで上がります。そのまま通路を通ってガーデンタワーに行き、さらに庭園脇のガーデンラウンジの横を通り、やっと、本館のメインラウンジにたどりつきます。なお、高低差があるため本館では2階にあたるロビー階になります。
 さすがに広く、人でごった返しております。
 
 今回は特別フロアの利用です。アクセスするのにカードキー等が必要かもしれませんので、とりあえずフロントに向かいます。近づきますと、ロビーマネージャー風の男が声をかけてきて、フロントに誘導してくれます。
 美人フロント嬢が対応してくれます。「エグゼクティブラウンジでもチェックインが出来ますが…」当然ラウンジに向かうことにします。ベルガールを付けてくれました。まだリニューアルが完了してないのか、工事中の部分があったりします。

 ちなみにニューオータニではエレベーターにはセキュリティ対策はして居らず、エグゼクティブフロアのエレベーターホールにセキュリティドアを設置しています。

 専用レセプションには、たしか先客がいたためか、ラウンジ内のテーブルでのチェックインとなります。お絞りで手を拭き、特製ウェルカムドリンクを飲みながらの手続きとなります。美人コンシェルジェの丁寧な説明があります。ざっと周りを見た感じでは思ったより狭く感じました。また、ラウンジを利用している客もいないかなという感じでした。ラウンジの紹介するページで後述しますが、ここはサブラウンジでした。

 で、部屋に案内されます。向きは特に指定していませんでした。日本庭園側でラッキーでした。ラウンジの向きと異なるのも幸いです。部屋のインテリアは和を意識しつつもモダンな感じもするお洒落なものでした。


左側がメイン、右奥がタワー館になります。
緩やかなスロープの先にあるメインエントランス・車寄せです。2階に当たりますがロビーフロアと呼んでいるようです。
1階は宴会用?の入り口だと思われます。
最上階、円盤状で回転レストランです。以前、NHKのプロジェクトXで紹介されていましたね。戦艦大和の技術が応用されているとのことです。
リニューアル時に廃止する噂が流れると、反対の声が続々ホテルに寄せられたというのニュースで見た記憶があります。
真ん中のよりちょっと上、ちょうどカーテンが開いているフロアがエグゼクティヴフロアだと思われます。
話は変わりますが、こちらはガーデンコートの入り口です。こちらはホテルではなく、オフィスや店舗などがあります。
地下鉄赤坂見附・永田町駅利用ですとこちらからのアプローチになります。ホテルのスタッフは居らず、警備員にホテルまでの行き方を教えてもらいました。6階?までエレベーターに上がりそのまま連絡通路を行きタワー館を越えるということです。かなり歩きます。
タワー館にもフロントがあります。メインに比べれば規模は小さいですね。
ザ・メイン(本館)のロビーに飾ってあったアレンジメントを撮影しました。
ザ・メイン(本館)のフロントの様子です。
フロント脇の無料で座れるロビー部分です。
こちらはエグゼクティブフロアのエレベーターホールです。
花が飾られています。
分かりにくいですがセキュリティドアが設置されております。
左側の金属部分にカードキーを挿入するスロットがあります。
したがってチェックイン時にはフロントで声をかけ、エグゼクティブフロア利用である旨を言い、ベルに案内してもらう必要があります。
墨をイメージしたアート。
廊下です。
廊下2です。
廊下にもこのようなオブジェがあったりします。
で、ドアの前です。
客室です。エグゼクティヴフロアではもっとも小さいスタンダードダブルになります。
ベッドスローがベッドの半分を覆っています。大きめなベッドスローというのが最近の流行なんでしょうか。
ベッドサイドにある電話、操作パネル、ティッシュ等です。
逆サイドの丸テーブルには何も置かれていません。和紙をイメージしたサイドライトが趣を醸し出しております。
スポットライト風の読書灯です。
ベッドボード上にも和をイメージしたアート絵が飾られています。ベッド上のクッションの数が豊富かつ派手ですね。
小ぶりなデスク兼テーブルです。
テーブル上のデジタル時計に毛糸の玉みたいなオブジェです。
丸テーブルの横にはこのような脇机のようなものがあります。電話、LANケーブル、コンセント。、端子等があります。
オッドマン、クッション付のソファーですね。
入り口付近より撮影するとこんな感じです。逆光で暗くて申し訳ありません。
ベッド側から撮影しました。ソファーはTV側を向いています。
窓よりから撮影しました。
窓側からバスルーム方向を撮影しました。光が反射している部分がバスルームです。
枝ものを使ったお洒落な生け花?
TV&お茶セットです。
32型の液晶TVでした。BSデジタルに対応しています。当然あると思ったDVDプレイヤーは意外にもありませんでした。
但し、無料で貸し出してくれました。
TVの下の引き出しに浴衣が入っています。後からリクエストしたDVDプレイヤーがちょっと写っています。
無料のミネラルウォーターが2本、電気ポットお茶セットなどがあります。
お洒落な黒の急須に対し、茶碗は洋風な白でした。
ほうじ茶・煎茶に紅茶はアールグレイでした。
ウィスキー等のミニボトルは引き出しに入っています。バックライトがきれいです。1050円〜1575円でした。
スナック、栓抜き、マドラー等が入っています。

透明なコーヒーカップ、プラスティック製なのか妙に軽いグラス、無料のレギュラーコーヒー等が引き出しにはいっております。コーヒーカップに添えられている黒のスプーン?がマドラーみたいでした。
冷蔵庫ですね。缶ビールが735円(税込み)、ソフトドリンク、ミネラルウォーターが420円、瓶のジュースが630円でした。
ベッド側からドア方向を…
エレベーターホールを中心に3方向に伸びる独特なレイアウトです。下が日本庭園、赤坂見附駅側、左上がメインエントランス、四谷駅側、右が清水谷公園側です。私が利用した部屋は日本庭園側になります。
ターンダウン後の室内です。
ターンダウンはベッドスローとクッションをはずす、但プードアクッションははずさない。フットマットを敷きベッド上に浴衣を置き、カーテンを閉める。タオルの交換、ゴミ箱の片付けなど。
ミネラルウォーターは補充はしましたがベッドサイドへのセッティングはありません。使用済みグラスの交換や、氷の用意もありませんでした。
天井はこんな感じでした。
ターンダウン時に氷の用意がなかったのでルームサービスに頼みました。(無料) 頼んでいないのに、グラスふたつにマドラーをつけてくれました。氷もしっかりした大きめのものでした。

      

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